サハラ砂漠のツアーを終え再びスースに戻ってきました。
昨日まで閉鎖的な砂漠の中にいたのに目の前には美しい地中海が広がっています。どこか遠い世界にタイムトリップに行っていたような感覚でした。
再び街に戻り、電車に乗ってみることにしました。街の名前は思い出せないのですが、、スースから30分ほど電車に乗りました。その街で出会った親切な学生がいろいろ街の案内をしてくれました。
また、街を歩いている途中、葬儀の場面に出会いました。大勢の男性達が棺を担ぎ何やら掛け声を出しながら参列していきます。女性の姿はなく、ここの場所にいてはいけないような雰囲気だったので参列が通り過ぎるまで路地裏に隠れて様子を伺っていました。郷に入っては郷に従え。無知であれば無知なりの配慮をすべきですね。
街からの帰り道、沢山の荷物を持ったご婦人がいたので一緒に家の近くまで行き運ぶのを手伝いました。
すると「明日ご飯を作るから食べにいらっしゃい」と家に招待してくださったのです。
街を案内してくれた学生にも連絡をとり、みんなでご婦人の家にお邪魔したのでした。
出会いって不思議ですね。遠くから来た東洋人を受け入れてくださって本当にうれしかったです。心温まる時間を過ごしました。
チュニジアの首都、チュニスにも行きました。
チュニスへ行くともうここはパリのような町並み。若いカップルも多くオープンな雰囲気で都会でしたよ。
短い期間でしたが、チュニジアにはたくさんの顔があり本当に魅力がいっぱいの国でした。市場で並んだ色とりどりのスパイスやミントの山からは何とも言えない大地の香りが漂っていました。食後に甘いミントティーを飲む習慣があって、私はそれがたまらなく好きでした。(サロンでも時々お出ししていたりしたんですよ。私は砂糖なしで飲んでいましたが。中国茶とミントのブレンド茶なんです)。
香りを身にまとうという習慣もあり、固形の石鹸のようなパフュームや香油もたくさん売っていました。また今ではご存知の方も多いとは思いますが、ハーブを蒸留した後に残るフローラルウォーター(芳香蒸留水)がスーパーに売っていたりして、これにはテンション上がりまくりでした(笑)。
チュニジアへの旅の記憶はとても濃厚で、帰国後数年経ってからも、その色や香りがふと思い浮かんでくるほどでした。前世の記憶があるのならば、きっと何かご縁があったに違いありません。
いつかまたあの感覚を味わいたい。。その記憶をもとに「マン・ダ・ジュール」の内装を考えました。
非日常の空間を味わっていただきたいという思いを込めて。また一方で、私にとってはチュニジアへの旅の記憶に繋がる特別な場所にもなりました。
「マン・ダ・ジュール」を通して、みなさんがそれぞれの旅をする時間を味わっていただけたら嬉しく思います。
旅するマンダジュール、チュニジア編、いかがでしたでしょうか。
機会があったらチュニジアへまた訪れたいと思います。
長くなりました。旅ブログを読んでいただきありがとうございます。
次はモルディブ編です♪
Thank you for reading ,
YUKO